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DX次の一手:インテリジェント オートメーションと生成AIで加速する業務改革
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2020年12月10日 (木曜日)開催の株式会社デンソー様社内イベント “DXのキーツール RPA による変革事例のご紹介”に参加させていただきました。当ブログではその様子を報告させていただきます。
14:00から開始。もちろん、新型コロナウィルス感染症を考慮し、すべてオンラインでの開催です。
200名を超える社員の方が参加され、品質向上、業務改善への関心の高さを改めて実感しました。
司会は、Blue Prismでデンソー様担当のCustomer Success Manager古江がつとめました。
まずは、ITデジタル本部 データ活用推進室 石原室長より、Digital Transformation (DX)に向けた取り組みの中でのRPAの位置付けについてのご説明。DXとは、単なるデジタル化ではなく、前提を変えて、新しい顧客体験の提供である点について、CDとオンラインミュージックストアの例を使って解説されていました。次にRPA導入の進め方として、RPAありきで考えない、まずは”前提を変える”、つまり業務改革を行った上で、導入を進めるべきであると提言されていました。そして、ITデジタル本部が、Blue Prismの導入を正式に支援していくこと、またBlue Prismと他社のツールと位置付け(Blue Prismは組織単位で本格導入する際に利用、他社ツールは個人単位で導入する際に利用)、Blue Prism RPA事務局を含めた推進体制の説明でセッションを締めくくりました。
次にBlue Prismの導入を推進してきた、センサセミコン開発部の西脇様のセッションです。早速、Blue Prism導入の理由Top 3を発表。
Blue Prism非常にツボにはまったツールだったとの感想を共有されていました。そして、DXにかける熱い想いを共有。DXとは「IT技術と従来なかった考え方をもってビジネスモデルそのものを変えること」と定義されていました。
Blue Prismを活用して、既に約50業務を自動化し、月あたり6,500時間の削減を実現していることに触れ、DX推進の壁と組織の壁を突き破り、さらDXを進めていく”勇者”を募っていること、を締めくくりの言葉とされていました。
次にBlue Prismのソリューションコンサルタントの阿部によるセッション。
Blue Prismの概要、日本のおけるRPAのステージ変遷について説明。
部門ごとに導入する簡単・便利ツールから、Blue Prismのような全社展開を目指した統合管理型へ移行していっていること、DXをさらに推進するために、AI機能が組み込まれたインテリジェント オートメーションへと進化していっている点、Blue Prismがこのインテリジェントオートメーションを進めるには最適である点を説明しました。
また、Blue Prismの特長を3つ (保守性、安全性、可用性)についておさらい。そして、パートナーである東芝情報システム株式会社さまと協業し、デジタルワーカーの導入、DXの推進のお手伝いをさせていただく計画を発表してセッションを締めくくりました。
ここから、デンソー様の社内導入事例2件をご紹介。
まずは、センサ技術1部の野本様より、指標集計、労務申請問合せの自動化について、ご紹介いただきました。
人海戦術的な業務の進め方や業務の属人化から脱却し、定型業務から高付加価値業務への転換を狙いとして、Blue Prism導入プロジェクトを推進されています。
Blue Prism採用のポイントは、部門を超えて、ライセンスや自動化プロセスや部品の共有ができ、コストを抑えつつスピード感を持って自動化プロジェクトを展開できる点。対象業務の棚卸しと選定を実施した後は業務改革を行った上で、自動化を進めたそうです。
導入の効果としては、業務時間の削減に加え、重複した業務がなくなった、入力ミス防止による品質の向上、また、新規リクエストにもすぐ対応できるようになった点を挙げていらっしゃいました。また、デモ動画でデンソー様社内システムの具体的な自動化のイメージを共有。今後は、AI-OCRの活用なども検討されているそうです。
次に、エレクトリフィケーションシステム技術部の神谷様より、Blue Prismを活用した3D CAD関連業務の自動化事例をご紹介いただきました。
設計業務の効率化を推進する中で、他部門でのBlue Prism導入を知り、他社ツールと比較検討した結果、コスト面などのメリットにより導入を推進いただきました。
自動化を検討する場合の留意点や、デモ動画を使って自動化プロセスについても詳細に解説。RPAはいわゆるバックエンドオフィス業務への適用が中心とのイメージがありますが、製造業のコア業務である設計業務へも適用可能であることが証明されました。Blue Prismの特長を生かして、今後は事業部を超えた水平展開も検討されています。
最後のセッションは、Blue Prismのエバンジェリストの市川と西脇様よるパネルディスカッション。
まず市川から、少子高齢化に伴う労働人口に減少に伴い、製造業においても人手不足が深刻であり、定型業務の自動化でより付加価値の高い業務へのシフトが必要であること、また、DXを推進するためには現在の業務を深く知る必要があり、Blue Prismを活用した業務自動化はDXの礎になることを、あらためて説明させていただきました。
パネルディスカッションでは、Blue Prism導入にあたり苦労した点を西脇様より共有いただきました。
日本ではRPAは便利ツールとして位置付けされることも多く、Blue Prismのような全社展開やDX推進を目指す考え方を社内で理解いただくまでには時間がかかったそうです。また、Blue Prismは、1ライセンスで部門内の複数業務や他部門の業務を自動化できるため、使えば使うほどコストメリットを感じていらっしゃるそうです。
その後、Blue Prism推進のイメージキャラクターの募集、教育環境の提供を含めた推進体制のご案内で、全セッションを終了しました。
既にBlue Prism事務局にはたくさんの問い合わせが入っているようです。
最後に、Blue Prismの活用を通じたDXの推進に伴い、社内の”人の力”、潜在力、推進力を感じるようになったこと、そして、全社一丸となってさらにDXを推進していくこと宣言して、当イベントを閉会としました。
今回の貴重な機会をご提供いただきました西脇様、誠にありがとうございました。
デンソー様がBlue Prismを有効活用し、DXを推進していただけけるよう、引き続き全力で支援させていただきます。
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